はじめに
みなさんは「フライ」と聞くと油で揚げたコロッケやとんかつを思い浮かべるのではないでしょうか?
でも行田の「フライ」はちょっと違うんです。
今回は謎の?行田名物「フライ」の名店「深町フライ店」をご紹介します。
行田のB級グルメ「フライ」とは?
行田の「フライ」を分かりやすく言うとお好み焼きをもっとB級?、シンプルにしたもので、揚げ物ではなく緩めに水で溶いた小麦粉を鉄板の上で薄く伸ばし、豚肉や長ねぎなどの具材を載せて焼く料理なんです。
行田はもともと足袋(たび)の生産が盛んでしたが、手軽に安く作れたため、足袋工場で働く女工さんのおやつとして人気があったんです。
市内にはフライを扱うお店が30店ほどあります。
代表的なお店として「山下」というお店が有名で、私も何度か食べたことがありますが、
所在地としてはお隣の鴻巣市にあるため、同じくらい旨いと評判の「深町(ふかまち)フライ店」に行ってきました。
フライの名店「深町フライ店」に潜入!
自宅を改装した感じでいかにも地元の名店という店構えです。創業当初のものなのか、木の板を掘って作った看板がいい味出しています。
メニューはシンプルで「ふらい」、「やきそば」、「ミックス」の3種で、各種トッピングもあります。なぜか「ところてん」もあります。(笑)
今回家族4人で伺いましたが、全員「ミックス」を注文。
このご時世なので、お店で食べる人は少なかったのですが、
テイクアウトのお客さんがひっきりなしに出入りしていました。
やはり人気店のようで雑誌でもよく紹介されているようで、店内に各雑誌の紹介記事の切り抜きがペタペタ貼られていました。
お店は奥さんとおばあちゃんの2人で切り盛りしているようです。
2人とも気さくな人柄で何だかほっこりしますよ。
ほどなく調理場から焼けたソースの匂いがプンプン漂ってきます。
期待しながら待つこと5~6分。ついにやってきました。
私は(大)を頼んだのですが、半分に折ったフライは大皿からはみ出るボリューム。 お皿も昔から使っている感じですし、お皿についたソースも飾らない感じでまさにB級ぽくって逆にそそります。
見るからに熱々であることを知りながらも、自分の欲望を抑えきれず思わずカブリつきました。 一言でいうと「旨い。そして味が濃い!」
フライ自体もちろんおいしいのですが、中に包まれているやきそばも太麺もちもちで最高。
ソースだけでは出ないこのコクは何だろうと味わってみましたが、調べると醤油がブレンドされているようです。 なお、サイズの(大)はかなりのボリュームで私のような大食いの大人でも苦戦しますから、初めて数人で食べにいくなら、みんなでシェアして食べてから追加注文するのが良いと思います。
でもお店のおばあちゃんは言ってましたよ。「最初は『こんなに大きなの食べられない』と言いながら、みんな最後はペロッと食べちゃうのよ」(笑)
まとめ
別の投稿で紹介した「忍城跡」や「行田市郷土博物館」、「足袋とくらしの博物館」などに場所が近ふらいいので、B級グルメファンなら是非立ち寄るべきお店です!
PS:行田の「ふらい」を全国ブランド化すべく「フラべぇ」というゆるキャラもいます。 市内のあちこちでポスターやペインティングを見かけると思うのでこちらもよろしくです。 こぜにちゃん&フラべぇ|ゆるキャラグランプリ公式サイト (yurugp.jp)
「深町フライ店」の基本情報・アクセス
所在地:埼玉県行田市忍1-4-7 TEL:048-556-1006 営業時間: 11:00~17:00 定休日:毎週火曜日、毎月第一金曜日 ※上記は2012年12月25日現在の情報です ※テイクアウトの場合、電話予約をお勧めします ※昨今の情勢を踏まえ臨時休業や営業時間短縮になる可能性もあるため、訪問前に電話等でご確認ください。
アクセス:
(1)秩父鉄道「行田市駅」南口下車、徒歩5分。
(2)JR高崎線吹上駅からバスで15分(佐間経由「新町1丁目」下車)新町1丁目 徒歩5分
(3)JR高崎線行田駅から市内循環バスで12分(観光拠点循環コース(右回り)又は西循環コース(左回り)「商工センター前」下車)
徒歩3分
(4)JR高崎線行田駅から市内循環バスで12分(観光拠点循環コース(右回り)又は西循環コース(左回り)「行田市バスターミナル」下車)徒歩7分